RSウイルス(RSV)ワクチン接種のご案内
高齢者の肺炎・重症感染症を防ぐために
RSウイルスは、乳幼児だけでなく高齢者にとっても肺炎や重症化の原因となる感染症です。
特に60歳以上で基礎疾患をお持ちの方では、重症化・入院のリスクが高いとされています。
RSウイルスワクチンは、重症化を防ぐ新しい選択肢です。
目次
RSウイルス感染症について
- RSウイルスは、咳・鼻水・発熱など風邪に似た症状を起こします。
- 高齢者や心肺疾患のある方では 肺炎・気管支炎・入院リスクの増大 が問題になります。
- 日本では毎年、秋から冬にかけて流行が見られます。
RSウイルスワクチンについて
ワクチンの種類
現在、日本で承認されている高齢者向けRSワクチンは以下の2種類です。
- アレックスビー(GSK社製)
- アブリスボ(ファイザー社製)
いずれも1回接種で効果が期待されます。
ワクチンの有効性
- 60歳以上を対象とした臨床試験で、発症予防効果 約80%
- 肺炎や入院といった重症化の予防に特に有効とされています。
ワクチン接種の方法
- 対象者
- 60歳以上の方(特に慢性心疾患・慢性呼吸器疾患・糖尿病・腎疾患などの基礎疾患を持つ方に推奨)
- 接種回数
- 原則1回
- 接種方法
- 筋肉注射(上腕など)
実費負担額(任意接種)
-
RSウイルスワクチン(アレックスビー/アブリスボ)
- 25,000円(税込)/回
※現在、公費助成はなく任意接種(自費)となります。
※自治体によっては今後助成が始まる場合があります。
ワクチン接種について注意が必要な方
接種を受けられない方
- ワクチン成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある方
- 発熱中や重い急性疾患にかかっている方
- 医師が接種不適当と判断した方
接種に注意が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病・呼吸器疾患のある方
- 過去に重いアレルギー歴のある方
- 免疫不全やステロイドなど免疫抑制治療中の方
予約・受付
RSウイルスワクチンは在庫に限りがあるため、事前予約制です。接種をご希望の方は、まずお電話でご予約ください。
予約・受付
0436-41-8180